アイコン

クラウドとオンプレミス

【公開日: 2026年4月24日】

初心者向け: ITの基礎 その6

~データの保存場所と所有権の関係~

私たちサラリーマンは、だいたいどこかの企業に所属しています。そして、企業はそれぞれ何かしらのデータを所有している訳です。
個人的なPCやスマホでは、ストレージだけで何とかなる時もありますが、企業内ではそうもいかないですよね。
みんなで社内のデータを管理できるよう、サーバを準備するのが一般的です。

データの保存方法として、クラウドかオンプレミスを選択できます。
まずはそれぞれの用語の確認です。

クラウドとは

クラウドとは、いつでもどこでもインターネット回線を介してアクセスできる環境の事をいいます。
スマホでクラウドを利用する例ですが、音楽や写真などのデータをクラウドに保存すると、別のスマホからアクセスして同じものを共有できたり、スマホを買い替えても同じデータを利用できたりします。

また、「クラウド上に用意されたインフラ(サーバやネットワークなど)を利用するサービスや、またそれを利用する事」を「クラウドコンピューティング」といいます。
略してクラウドと呼んでいて、一般的に「クラウド」と言われたらこちらの意味になります。

クラウドの挿絵

クラウドコンピューティングでは、仮想化技術を用いていつでも好きなようにインフラを使って運用できる仕組みが構築されています。
基本はレンタルとなりますので、自分で物理的な設備を準備しなくてよいメリットがあります!

おもなクラウドコンピューティングサービス

メジャーなクラウドコンピューティングサービスは、以下3社のものがあります。

説明
AWS Amazon Web Services
Amazon社が運営しているクラウド。160以上のサービスを提供しています。
GCP Google Cloud Platform
Google社が運営しているクラウド。GCP以外は、Google Appsなども(GoogleドライブとかGmailとか)
Azure Microsoft Azure
Microsoft社が運営しているクラウド。Office M365等もクラウドサービスです。

超大手企業ですね!大手ならではの技術、ノウハウ、設備を貸していただく、というイメージになりますでしょうか。
世界のどこかしらにデータセンターを所有していて、そこのサーバなどの一部をレンタルさせてもらえるのです。
(つまり、実物はどこかに必ず存在するという事です)

オンプレミスとは

自社でサーバーなどのインフラを維持・管理して運用する事を、オンプレミスといいます。略してオンプレです。
サーバーやネットワーク機器、ソフトウェアを自社で保有する必要があります。

自社でインフラを自前で準備しないといけない事、維持管理の大変さから、オンプレミス→クラウドに切り替える企業も珍しくないかと思います。クラウドの手軽さはとても魅力的です。
が、クラウドサービス自体に不具合が生じると、貸与中の企業全体に影響を与えてしまうデメリットがあります。オンプレミスだと、不具合は自社のみに影響します。(自力で解決しないといけないですが)

クラウド=ネットって事?・・・ではないみたい

これまでの説明を見ると、クラウドはネット上でのもの、オンプレはそれ以外(現物があるとき)と分類分けしたくなりますが、厳密には違うようです。
クラウドは「レンタルするインフラ」、オンプレミスは「自社で自前のインフラ」と覚えておくと良いかなと思います。

以下、ちょっとややこしい話ですが。
クラウドのうち、上で説明したようなAWS等からレンタルして利用するクラウドを「パブリッククラウド」といいます。
一方、自社で構築したクラウドの事を「プライベートクラウド」といいます。
プライベートクラウドのうち、利用するサーバ等に【自社の所有権がある】場合は、オンプレミスになります。
インターネットを介して自前のサーバにアクセスしている訳ですから、これはオンプレとなります。

・・・じゃああんなパターンやこんなパターンの時は?という疑問が湧きましたが、頭がこんがらがるのでこの辺でやめておきます。

まとめ

クラウドとオンプレの使い方ですが、担当する業務によってニュアンスが多少違ったりと、結構ふわっとしている印象です。
また、クラウドとオンプレ率が0か100か!?というような利用の仕方もそんなに無く、一部をクラウドで運用しようとか、
各企業の特色で使い分けている場合が多いです。

プロフィール添付アイコン

この記事を書いた人:
よこた

≪前のページ