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IPアドレスとは?-詳細-

【公開日: 2026年4月24日】

初心者向け: IT用語集 その3

~IPアドレスについて、もうちょっとだけ詳しく~

IPアドレスについての概要はこちらをご覧ください。
以下は、概要よりもう少しIPアドレスについて深掘りしたお話です。

IPアドレスのクラス分け

IPアドレスは、AからEまでの5つのクラスに分かれています。
約43億通りもありますので、用途別に分けている、というイメージです。
コンピュータ識別には、A、B、Cのクラスが使われます。(D、Eは特別な用途で利用されますが、ここでは説明は割愛)

IPアドレスの構成について

IPアドレスは、「ネットワーク部」と「ホスト部」というもので構成されています。
32桁(ビット)あるアドレスのうち、どこで区切るかでクラスが変わります。
ネットワーク部は例えるなら「住所」、ホスト部は「名前」といった感じでしょうか。

このように、ネットワーク部のあと、ホスト部が続きます。
それぞれ住所+名前とすると、「A町にいる+Yさん」というIPアドレスがあった時、それはYさんだけのものになります。
(Yさんだけの一意のアドレス)

IPアドレスの挿絵

A町のYさーん!と呼ぶとYさんだけ反応して、同じA町のXさんとかはシカトしてます。
Xさんを呼ぶには、ホスト部がXさんのものにしないといけません。

つまり、ホスト数がそのネットワーク部のIPアドレスの数 ということになります。

このネットワーク部とホスト部のビット数の組み合わせ方で、A~Cのクラス分けがなされます。
それでは、A、B、Cクラスについて順に説明していきます。

クラスAについて

大規模ネットワークと呼ばれます。
先頭1ビットが2進数の「0」から始まる、ネットワーク部が8ビット、ホスト部が24ビットで構成されたクラスを指します。

■ネットワーク部について■
2進数・先頭「0」というルールで、それ以降の7桁は「0」でも「1」でも良いです。
「00000000」~「01111111」までが範囲になります。
10進数にすると、0~127までがクラスAになります。

8ビット以降は全部ホスト部です。
かなりの数のホスト数を確保できるため、大規模ネットワークと呼ばれます。

接続可能なホスト数の合計は、2の24乗に-2して、計16,777,214台となります。
※下の項目で説明します

クラスBについて

こちらは中規模ネットワークと呼ばれます。
先頭2ビットが2進数の「10」から始まる、ネットワーク部とホスト部がそれぞれ16ビットで構成されたクラスを指します。

■ネットワーク部について■
先頭「10」の最小値は「10000000.00000000」、最大値は「10111111.11111111」となります。
10進数にすると、クラスBの範囲は128.0~191.255の間となります。

IPアドレスを真ん中で区切った残りの16ビットがホスト部です。

接続可能なホスト数の合計は、2の16乗に-2して、計65,534台となります。
大規模と比べると、だいぶホスト数が減っています。

クラスCについて

大、中ときてますので、こちらは小規模ネットワークと呼ばれます。
先頭の3ビットが2進数の「110」から始まる、ネットワーク部が24ビット、ホスト部が8ビットで構成されたクラスを指します。

■ネットワーク部について■
先頭「110」の最小値は「11000000.00000000.00000000」、
最大値は「11011111.11111111.11111111」となります。
10進数にすると、クラスCの範囲は192.0.0~223.255.255の間となります。
・・・だんだん訳が分からなくなってきました!

ホスト部は8ビットとぐっと少なくなります。
小規模と呼ばれる所以です。

接続可能なホスト数の合計は、2の8乗に-2して、計254台となります。
ホスト数ががくっと減りました。

接続可能なホスト数 の考え方

上の各クラスの説明の際に、しれっと「2の24乗に~~」とか書いた部分の説明です。
ホストアドレスの数には、計算式があります。

ホストアドレス数=2 ホスト部のビット数 -2

2進数なので、「2」にビット数を乗算します。
例)クラスAのホストアドレス数=2 24 -2
後ろの「-2」の部分ですが、「ネットワークアドレス」と「ブロードキャストアドレス」の2つはホスト用に使えないため、この2つを引いています。

・ネットワークアドレス・・・ネットワーク自体を表すアドレスの事。ホスト部のビットが全て「0」のアドレス。
・ブロードキャストアドレス・・・同じネットワーク内の全てのホストに一斉送信するために利用されるアドレスの事。ホスト部のビットが全て「1」のアドレス。

これまでの説明で、例えばクラスCは192.~~~のアドレスがどうのこうのと書きましたが
それが何なのかというと「グローバルIPアドレス」です。
クラスCでは、1つのネットワーク部で、254台のグローバルIPアドレスが接続できます。

■10進数で見た場合の例

254台が接続可能

こちらも254台!

プライベートIPアドレスは?

それでは、プライベートIPアドレスはどうなるのでしょうか。
プライベートIPアドレスにはルールがあって、A、B、CそれぞれのクラスでどのIPアドレスをプライベートIPアドレスにしていいよ、というのが決まっています。

クラスA

範囲 : 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255
10進数で先頭が0~127の間がクラスAのIPアドレスになりますが、その中の「10」をプライベートIPアドレスにしていいよ!となっています。
先頭が10だったら全てプライベートIPアドレスです!

クラスB

範囲 : 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
クラスBの範囲「128.0~191.255の間」のうち、ネットワーク部が「172.16~172.31」の間のIPアドレスを利用できます。
急に刻んできましたね、何があったのでしょうか!?

クラスC

範囲 : 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255
クラスCの範囲「192.0.0~223.255.255の間」のうち、ネットワーク部の途中までが、「192.168」のIPアドレスを利用できます。
こちらは「何か見た事ある!」とピンときた人もいるのではないでしょうか。

それぞれのクラスで、この範囲のIPアドレスはプライベートIPアドレスとして利用させてね、というルールのもと、運用されます。
・・・プライベートの方、これで全世界の人の分賄える数なくない?と思った方もいると思います。
プライベートIPアドレスはインターネットに直接つながらないため、他の人と同じアドレスになっていたり、会社内などの共有LANではみんなで同じアドレスを利用します。

自分のスマホのIPアドレスを調べてみると、良いかも知れませんね。

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この記事を書いた人:
よこた

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